KOI(Vo & harp)が語る
marimo's history
     
 (聞き手:NAGOYA陽一)

 北海道阿寒湖の中に潜む球形の藻、まりも。国の特別天然記念物とされているこの緑色の藻と同じ名前を命名されたバンド「marimo」は、結成6年を経た今でも、その名前の持つイメージそのままに変ることなく存在しているように見える。
 しかし、実際はこの6年間の間に多くのメンバーチェンジを繰り返してきた。つまり「変っていった」のである。“変らないために変っていく”とも言うべきその変遷を、バンドのオリジナルメンバーであり、ヴォーカルの“KOIちゃん”こと小泉博嗣(ひろし)に聞いてみることにした。
最初に音を出したのはカラオケボックスだった

Q:バンドができたのは93年ということですが。

KOI(以下“K”):そう、僕は最初いなかったけどね。

Q:KOIちゃんがバンドをつくったんじゃないの?

K:いや、当時ギターを弾いていたPICOちゃん(註1:まりも初代ギタリスト)が、
  よっちゃん(註2:まりものリーダーであり、ベーシスト。PICOとは中学以来の友人である)と
  ホワイト餃子(註3:中川区にある餃子専門店)でバンドを作ろうってことになって、
  バンドの名前を「まりも」ってしたのよ。
  僕はその時よっちゃんとTHE WATERSってバンドをやってたんだけど
  「やらない?」って誘われたの。で、最初に音出したのがカラオケボックスだった(笑)

Q:(笑)普通やらねーよなぁ、カラオケボックスで。

K:だってその時はまだドラムもいなかったしさ。

Q:3人でスタジオ入るとお金もかかるし(笑)

K:そうナリよ(笑)

Q:さて、そんなバンドもドラムが入って今池のライブハウス、ハックフィンで
  ライブをやるわけですが。俺もこの時見たけど、ドラムが喝采浴びてたよね。


K:とっち(註4:まりも初代ドラマー)でしょ。

Q:片手でシェーカー振りながらドラムを叩くという器用な事をさせてましたねぇ。

K:「させてた」わけではないんですけど。

Q:彼は見てくれもよかったしねぇ。

K:ははは、確かに。 でも見てくれは関係ないでしょう。 

Q:いや、関係あるでしょう。商品的に見て(笑)

K:商品的に見て(苦笑)今はどうですか?

Q:いいと思いますよ。キャラクター的に(笑)
  で、このあと早速デモ・テープを発表していますが。


K:はい。

Q:タイトルが『さよならこんにちは』という。

K:そうです。別れもあるけど、その次には出会いがきっとあるから
  前向きに行こうよ!という意味を込めてですね。

Q:「Hello, Goodbye」を日本語にしてひっくりかえしただけではないと。

K:(笑)